台湾での生活の話(台湾語編その1)
台湾語って何?中国語と何が違うの?
まあ、そう思いますよね。簡単に説明すると台湾語というのは中国の福建省の方言である閩南語(びんなんご)が台湾にて長い年月をかけて少しづつ変化したものです。詳しくはWikipediaを読んでみてください。しかしながら変化言っても多少の声調の違いがあるくらいで福建省の閩南語と台湾語は通常意思疎通が可能です。
現に閩南語が母語のマカオの友達は台湾人の友達と流暢に閩南語を用いて会話できていました。
しかしながら台湾語には福建省の閩南語には無い大きな特徴がある。それは日本語の語彙を多数有するという事です。
たとえば
りんご
ドライバー
ライター
運ちゃん
ハンドル
カモメ
などがある、更に台湾語独自の日本語表現として
頭コンクリ
というものがある。みなさん意味わかりますか??
だいたい予想はつくと思いますが、頭が硬い、頑固という意味です。これを始めて聞いたと時は思わず関心してしまいました笑
じゃあ、具体的に中国語と台湾語って何が違うのってなりますよね?
違いその①
声調の数が違う。まず声調って何?ってなる方がいらっしゃると思うのでWikipediaより引用します。
声調(せいちょう)、またはトーン(英語 Tone)とは、言語において意味の区別に用いる音の高低のパターンである。声調を用いる言語を声調言語(トーン言語)という。
つまり、あ→ と あ↑の意味が違うんですよ
台湾中国語にはこの声調が4種類プラス軽音
この軽音と言うのは文字で説明するのは難しいのですが、僕の認識では声調が無いものという感じです。
画像引用元 http://taiwanchataiwan.blog102.fc2.com/blog-entry-131.html
台湾語には声調が八つあります。これに加えて入声と呼ばれる語彙がPとTとKとHで終わる特殊な発音をするものがあります。英語でいうtookやcopの発音に近いです。
画像引用元 https://m.youtube.com/watch?v=PTox4Froo4Q
ちがいその②
発音が違う。
声調も違えば漢字の発音も違います。
たとえば
你
中国語ではni3 ニー
台湾語ではli2 リー
日本
中国語ではri4 ben3 ルーベン
台湾語ではjit8 pun2 ジッ(ト)プン
我去吃飯
中国ではwo3 qu4 chi1 fan4 ウォチューツーファン
台湾語では goa2 khi3 chiah8png7 ワァキージィアプン
かのように発音もまるっきり違うので中国語と台湾語では互いに意思疎通は不可能でさ。
違いその③
使われる語彙が違う。
たとえば「すみません」を例にします。
中国語では對不起または不好意思
台湾語では歹勢 phai2 se? パイセー
などのような感じです。
次に台湾語学習を決定的に難しくしている要因について書きます。
違いその④
台湾語には漢字が無い
は?何言ってんの?今までのは何?嘘?ってなりますよね。無いといえば語弊があります。正確には台湾語で漢字を読み書き出来る人がほとんど存在しないということです。この理由については台湾での生活の話(台湾語編その2)を書く際にでもしようかと思います。
故に友達に台湾語勉強したいから漢字の台湾語の発音教えてと聞いて全て答えられる人はそういません。まして、中国語と語彙が違う言葉を漢字で書いてと言って漢字が書ける人もほぼいません。
じゃあ、なんでそんな難しい台湾語を勉強するのか。実は台湾語は古代中国語の発音や特徴(入声)を残していて日本語の漢字の発音に通ずるところがあり、そこに僕は興味があります。あとはせっかく台湾にいるんだからというのもあれば、日本人で台湾語を喋れる人はあんまりいないだろうから喋れたら
何かかっこよくね?
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Instagram post by Takma Furukawa • Jan 6, 2018 at 2:26pm UTC
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うちの学校の良いところは夜中に校舎の屋上で酒盛りができるところです。ツバルの怪人達と久しぶりに飲み明かしました。 pic.twitter.com/FwrcgEtQha
— takmaF (@furukawa_ft) 2018年5月27日